自力建設2018「森のいちだんらく」大工合宿に向けて

7月10日、来る大工合宿に向け、お世話になる大工さんに今年度自力建設の概要説明をさせていただきました。今年もお世話になるのは、県内の加茂郡白川町を拠点にされている東農ひのき製品流通協同組合さん。
早速、図面と模型を駆使して大工さん方と作業をしたい個所を伝えていきます。

画面右から、鈴木さん、大島さん、棟梁の牧原くん

新築部分は、軸組（構造）だけ見るととてもシンプル（大工さんの職人技にかかれば2日もかからないとか・・・！）しかし、今回は改築部分もある為、構造躯体を刻むだけでは先に進めません。改築部分は、新たな構造部材を増やすことはしませんが「合宿中に進められる個所は進めたい！」と言う希みを持ち、スケジュールを視野に入れながら打合せを進めました。

続いて、私たちが実際に作業をする現場を見学させていただきました。現在進めているという住宅部材の墨付けを見せていただいたり、部材の接合部分の墨付け時の工夫を覗かせていただきました。

実際の作業現場で大工さんの「技」を見せていただく

その後、車で5分もかからない距離にある合宿所へと移動。広々としていて、窓も開ければ気持ちの良い風が通りそうな空間でした。徒歩圏内にスーパーやコメリもある為、買い物には困ることはなさそうです。

合宿所は、懐かしいおばあちゃんの家のよう

白川町が田舎暮らし体験住宅として管理する「どさない」（＝心配ない、大丈夫という意味だそう。）

打合せも終わり、お昼は美味しいと噂のお豆腐屋さんへ

ひとまず打合せに必要な図面を当日今朝書き上げた面々。ですが、まだ不備や表現の拙い箇所など訂正事項も多々。4人で協力しながら、半月後の大工合宿までに図面を書き上げます！

また、今年は例年より多くの助っ人が参加してくださるとのことで、作業を進める範囲も広く大変有難いです。貴重なお時間を割いていただく為、私たちもしっかり準備を揃えて臨みたいと思います。

木造建築専攻　Cr1年　伊藤　由美香