自力建設2020家具②「テーブル製作」
前回の記事で、自力建設のテーブルをどんなデザインやサイズにするかを検討し、丸テーブル2台を組み合わせて使えるものに決定したことをお伝えしました。
実際の製作に取り掛かる前に、過去に授業で製作してきたものなど学内にある様々なテーブルを見て回り、どういった構造があるのかを学びました。
たくさんの教材が学内にあるので写真や教科書で見るよりもとてもわかりやすいです。
検討した結果、大きい円の方はオーソドックスな4本脚のもの、もう一台は3本脚で反り止めをアリ桟で入れ、テーブル用の金具で脚を固定する構造になりました。図面を描き、製作に入ります。
型に合わせて矧ぎ合わせます。
丸くカットし、成型していきます。
アリミゾ加工
鉋で仕上げて
アリ桟を差し込みます。
塗装はヤマザクラの濃い色とトチノキの白さの対比を際立たせるために、ヤマザクラにはオイル塗料、トチノキの方にはガラス塗料を使用しました。オイル塗料は長期間使用すると黄変する可能性があるためです。
無事完成!一緒に使う予定のグリーンウッドワークのスツールと並べてみて使用感を確かめます。
合わせ目もきれいに仕上がりました。
次回はこのテーブルの横に並ぶソファについてです。
木工専攻 講師
渡辺圭