【林業×ITハッカソン】ITを活用して、もっともっと明るく楽しい林業に
林業×ITハッカソンを開催しました!
今年1月の開催に引き続きアカデミーでは2回目の開催です
今回もいろんな人に来ていただきました。
今年のテーマは、「山で儲けたい人のためのハッカソン」です。
フィールドワークで演習林を歩きながら、林業の課題や木材以外にいろんな山の恵みがあることを知ってもらいました。

山の資源はスギ・ヒノキなど針葉樹の木材だけではありません。山菜、キノコ、広葉樹などたくさんの資源があります。
部屋に帰ってアイディアソン&ハッカソンです。
どうやって「山で儲ける」のか、みんなでアイディア出しながら大きく「森林の生産力アップ」「山の副産物で儲ける」「森林への投資」「森林技術者をお助けする」の4つのテーマ絞られ、さらにグループでブラッシュアップです!

グループでアイディア出しを行います
お昼は竹で流しそうめん。これも山で儲けるアイディアの1つです(笑)

昼食は竹を割って流しそうめんです
合同会社 空創技研プロペラ様にドローンの試運転も実施してもらい、アイディアが実現できるかチェックです。
お弁当やスプレーを持ち上げられるか実験していましたが、どんなアイディアなんでしょうね!?

荷物を取り付けて飛行実験です。飛行距離としては800m程度まで飛ばせるそうです。ドローンを活用してどんなサービスの提供ができるか、みんなで考えています!

総合司会はNPO法人森とIT 国枝さん。昨年の卒業生です。

ハッカソンでは、サービス内容をプログラマの方たちが具現化しています。
さあ、どんなものが出来たのか。各チームの発表会の内容を簡単に紹介します。
エントリNo.1 Team Akiyama 「空き山バンク」
山を売りたい人、山の恵みを享受したいと人をつなげます。
実装デモです。

実際に登録画面やデータベースを構築しています!すごい…
エントリNo.2 Team Hachi「Bee Killers Project」
林業の死亡事故の原因にもなる蜂による被害。ハチの巣を自動的に発見して駆除してくれます。

QRコードを読むとカメラが起動します
QRコードを読み込むと、カメラが起動して、蜂の巣を自動的にAIで認識します(デモですので、今は使えません)
実験では地中の巣でも少しでも撮影範囲にあれば認識したとのこと!

蜂の巣をAIが自動認識します。実際に蜂の巣が移った携帯画面を近づけると、認識成功!すごいですね…プログラマの方たちは、こんなシステムをいとも簡単に!?つくっちゃいます
エントリNo.3 チーム松山 「手作り弁当をドローンでお届けします!」
今日は山で仕事だけどお弁当を忘れた!!でも大丈夫!ドローンで手作り弁当を届けてくれます。
手作り弁当で健康的、ワクワクする職場を提案してくれました!

アイディアソンで走り切ったチームです。○azonのようにドローンを使って、弁当を即日配達です!そんなん出来ないよ~と思うことなかれ!ドローンの充電性能等、ドローンの開発状況次第で、近い未来にできるサービスかもしれません
エントリNo.4 Team ASH 「ForRest 森の恵みのすべてをあなたに」
林地残材の情報を山元とユーザーが共有するなど、山から出る資源を使いたい人に届けるシステムを構築しました
QRコードを読み込めば、林地残材(木工家さんなど使いたい人にとっては有用な資源です!)が置いてある場所の情報が表示されます。

QRコードを読むと、地図が表示されてどこに何の材があるか表示されます。山に放置されている林地残材を、木工作家さんなどほしい人にお届けできます!
今回もいろんな分野から参加していただき、異業種交流会のような様相でした(笑)2日間かけてアイディアを出して、議論しながら成果品を作り上げた様子はまさにマラソンそのもの!
これからの林業がもっと明るく希望に満ちたものになる。そんな予感がしたハッカソンでした。
参加者の皆さま、お疲れさまでした&ありがとうございました。

参加された皆さま、ありがとうございました!