福井県大野市、勝山市を視察しました。
クリエーター科1年共通科目「地域活性化概論」では、石川客員教授(前美濃市長)の指導により大野市と勝山市の視察をしました。
両市長様とも石川教授との親交が厚く、快くアカデミー授業の受け入れをしてくださいました。
午前中は大野市役所で岡田市長様から、大野市中心市街地の活性化について講義していただきました。
駐車場、トイレ、土産店、レストラン、歴史的建造物がまとまっている交流拠点「結ステーション」にはどこかで見かけたデザインのやぐらが・・・
アカデミーの地元、美濃市や高山市のまちづくりを行ったことで有名な金森長近公が、それより前ここ大野町の城下町を築いたことにちなんで、美濃市に現存する川湊灯台をモチーフとして時計台として里帰りしたのだそうです。そういうご縁があったのでした。
越前大野城(時計台の左、山の頂上部)は霧が立ち込めると天空の城に変わります。この風景を見るために多くの観光客が訪れています。
七軒町通りを中心として城下町の風情を活かした町並み整備は美濃市のうだつの町並みを連想させます。
古い町並には湧水が流れ、井戸も多く、名水のまちとしても知られています。
おろしそば、半夏生サバ、芋金時等ご当地ならではのグルメもありました。
午後は、大野市からバスで20分ほど移動し、勝山市役所で山岸市長様に「ふるさとルネッサンス‐16年の軌跡‐」という演題で講義をしていただきました。
エコミュージアム構想の具体化、古民家活用による過疎地域の再生の取り組み、県立恐竜博物館の集客増加と中心市街地への誘客努力等について語られました。
学生からの質問も活発でした。
中心地に明治期に建てられた料亭「花月楼」。リフォームされて1階はブッフェ、2階は傘型天井のお座敷で宴会ができます。
はたや記念館 「ゆめおーれ」
かつて栄えた地域産業、絹織物の歴史と魅力を紹介。動態展示で迫力あります。
郊外には、最近まであまり知られていなかった名所「平泉寺」もあり、近い将来高速道路を中心に交通網が整備されれば、勝山市は一躍人気の観光スポットになる予感がしました。
大野市、勝山市の皆様、大変お世話になり、ありがとうございました。
報告 原島