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2021年12月07日(火)

全国から岐阜に集まる広葉樹:原木の利用と流通

クリエーター科科目「原木の利用と流通」で広葉樹に特化した木材市場を見学に行きました

 

岐阜県は知る人ぞ知る全国から広葉樹の売り手と買い手が集まる地域なのです

 

早朝に学校を出発し、向かったのは『平野木材』出迎えてくれたのは巨大なケヤキ!

ケヤキの大木

見学当日は、月に1回の市当日という事もあり全国から人が集まっていました

市場に集まる買い手

これだけの材が集まっているのを見るのが初めてな学生にとっては、興味が止まりません

果たしてこれらは幾らで取引されるのか?

 

セリが始まると独特な掛け声とリズムであっという間に取引が進んでいきます

入札は指の形で金額を表すようです

「先生質問です」と手を上げようものなら、セリ子に入札意思ありと判断されてしまうので要注意!!

 

なんと、その日は隣接する『小林三之助商店』でも原木の入札が行われていました

原木市場風景

平野木材は板材が主でしたが、こちらでは原木(丸太)で入札が行われます

 

入札はセリ(競り)とは異なり、手板と呼ばれる明細情報と現物を見て購入希望金額を記入し、一番高い金額を入れた人が落札(買い手)となるシステムです

針葉樹の一般市場価格は様々なところで耳にしている学生ですが、広葉樹となると相場が分かりません。「いい材だね!」と思っていた丸太が不落となり、似た材なのに㎥単価で10万の差が付くタモ材!「なんでだ!?」

このタモ材は突板(つきいた)に加工するそうですが、製材する人には挽いた時の姿が見えているのだろうなぁと関心です

 

安いのか?高いのか?同じものを見ても立場が違えば異なる価値観。林業学生と木工・建築学生が合同で受講するこの科目ならではの気づきもありましたね

 

奥が深くて面白い!そんな広葉樹の市場見学でした~

 

報告:新津裕(ユタ)