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2024年12月10日(火)

伐木造材実習!伐採の基本を学びます!

エンジニア科1年生の伐木造材実習です。
これまで立木に見立てた丸太でのチェンソー練習が主でしたが、この授業から本格的に立木の伐倒を行います。

演習林のヒノキ林を間伐していきます。平地での練習では、ツルの幅や高さを決められた大きさにつくっていましたが、実際の立木を倒す場合は、木の傾きや枝の張り方に応じてツルの幅と高さを変えていきます。

チルホールやキトウクリップの使い方など、伐採に必要な道具の使い方も学びます。今年も非常勤講師の江崎先生に教えて頂きました。

 

今回の実習地は、過去の森林文化アカデミーの前身である林業短期大学校の学生さんが枝打ち実習を行った場所になります。先代の学生さんが手入れしてきた演習林で実習ができることに感謝です。

伐採前に入山式と同様にお祈りから始めます。これから伐採させて頂く木に感謝して実習スタートです。

 

演習林の他に関市の百年公園での伐採も行いました。枯損木や広葉樹など、難しい木の伐採について学びます。今回は道際で枯れてしまったヒノキの伐採です。

公園の中のヒノキです。伐採方向が制限される中、どのように倒すのか江崎先生がレクチャーです。

受け口を作成した後、方向の確認や追い口を入れる位置などを、細かくチェックです。追い口の入れ方も突っ込み切りをするのか、後ろから追っていくのか、状況に合わせて決めていきます。

今回は突っ込み切ではなく、後ろから追い口を入れながらチルホールで徐々に引っ張りながらの伐採です。

 

他にもワイヤスプライスやナタの研ぎ方を学びます。林業を行うためには、いろいろな技術を習得する必要があります。これからも少しずつ学びながら、練習しながら身につけていきます。

林業専攻 杉本