林業×木工!ブナの林を間伐して収穫する。
「広葉樹の簡易製材と木材乾燥」の授業でブナの林を間伐です。
この授業はクリエーター科の林業専攻と木工専攻の共通の授業です。なぜこのような共通科目があるかというと、
例えば「ブナ」という木を見たときに、
林業専攻は、生えている木や丸太の状態で見ることが多いのに対して、木工専攻は材料という視点で見ることが多く、生えている木の姿を見る機会は少ないです。
実際の林業業界、木工業界でも同じく、お互いのことを知らないまま仕事をしている場合も多々。今回の授業では伐採から製材までを通して、林業サイド、木工サイドがお互いの理解を深めることが目的です。
この日は伐採の授業。(株)根尾開発さんの広葉樹の山でブナの間伐作業を行いました。まずは選木から林業専攻の学生が主体となって、どの木を残し、どの木を伐るのか、選木した理由について議論して決定しました。
今回伐採することになったのは、真ん中のブナ。両サイドのブナの枝を伸長させて、肥大成長を促す狙いです。他にも複数のブナを選木しましたが、時間の兼ね合いで今回はこの木のみの伐採です。
伐採は林業専攻の学生です。クリエーター科の林業専攻はプランナーやフォレスターといった森林管理のスペシャリストを目指すカリキュラム。エンジニア科と比べてチェンソーの実習時間は少ないのですが、朝、夕の自主練習がすごい!今回も練習の成果がばっちりで、初めての広葉樹伐採でしたが、上手に伐採することができました。
広葉樹の伐採を普段行うことがない林業専攻にとっても、山での伐採を見ることがない木工専攻にとっても、新鮮な経験が出来ました。
次はこのブナをアカデミーで製材です!
林業専攻 杉本