森林文化アカデミーに林業実習用具を寄贈
9月11日(月)に豊田森林組合から森林文化アカデミーに対し、林業人材を育成するための林業実習用具(燃料運搬容器)が寄贈されました。
寄贈された燃料運搬容器
寄贈した豊田森林組合は、2018年3月に、豊田市と共に岐阜県立森林文化アカデミーと森林・林業に関わる担い手の育成に向け、連携・協力することを目的に連携協定を締結し、2022年3月31日までの4年間協力関係を深めてきました。
連携協定では、2005年に豊田市の合併に合わせて豊田森林組合も広域合併したことにより、約6万2千haの森林管理を担うことになった森林組合職員の現場管理能力や森林管理のプランニング能力の向上を図るための人材育成研修をアカデミー教員が実施しました。
また、森林組合では新規採用職員が森林文化アカデミーに入学し、2年間林業に関する技術や知識を学ぶ仕組みを創設し、令和5年4月までに4名が卒業し、2名が在学しており、卒業後の現場での即戦力になるべく勉学に励んでいます。
今回、このような取組みに対して、将来の林業分野の担い手育成に貢献したいとの思いから森林文化アカデミーに林業実習用具を寄贈する運びになりました。
寄贈された燃料運搬容器は、これまで重い燃料ポリタンクを自分の背丈よりも高い機械の給油口まで持ち上げて給油していたのに比べ、注油ホースを伸ばして電動ポンプで機械等に直接注油できるなど、安全に給油が可能になるほか、作業負担を大幅に軽減することができる林業実習用具です。
贈呈式には、豊田森林組合の片桐正博代表理事組合長と森林文化アカデミーの涌井史郎学長が出席しました。
挨拶する片桐代表理事組合長
片桐組合長からは、「森林組合職員がアカデミーで森林・林業について学んだことを持ち帰り、森林組合が更に大きくなることを期待している。今後も人材育成は重要であり、継続していきたい」と挨拶された。涌井学長からは、片桐組合長に知事感謝状が贈られ、「学生の安全かつ効率的な作業の徹底に活かすことができる燃料運搬容器を寄贈していただきありがたい限り、心から感謝する」と礼を述べられた。
知事感謝状を渡す涌井学長(右から1人目)
燃料運搬容器をアカデミーに贈り、涌井学長(右側)から感謝状を受け取る片桐代表理事組合長(左側)
最後に記念撮影を行いました。
学生には、この林業実習用具を授業に活用し、現場での安全かつ効率的な作業の徹底に繋げてまいります。
事務局 井戸