「樹木と木材の同定」実習が始まりました!
エンジニア科1年生の実習「樹木と木材の同定」が始まりました。
この実習では、学内や演習林、市内にある標高1,163メートルの瓢ヶ岳などを訪れ、合計95種類の樹木を野外で見分ける技術を学びます。瓢ヶ岳は、美濃市との連携協定の一環として、サテライト演習林として利用させてもらっている場所です。
学生の人数が多いため、私を含めた3名の教員がそれぞれ6〜7人の学生を担当し、少人数のグループで実施しています。こうすることで、全員にしっかりと教えられる環境を作っています。
授業では毎回、約10種類の樹木について実物を見ながら教員が解説を行います。
写真は、1年生が持参した図鑑を使って、葉や枝、樹皮の特徴から樹木を同定しているところです。現地で樹木の形態や生態、利用方法等について学びながら、押し葉標本を作成するための枝を採取します。
写真は、アカデミーに戻ってきて押し葉標本を作成しているところを撮影したものです。毎回10種類というのは意外に多く、時間内に全ての作業を終えるのはなかなか大変ですが、現地で観察した特徴を復習しつつ手際よく作業しています。
野外で樹木を見分けるのは、経験がない人にとって簡単なことではないかもしれませんが、楽しんで取り組むことが一番です。まずは樹木を好きになることからはじめてみましょう!
林業専攻教員:中森