東濃ヒノキの産地で素材生産と製材を見学
エンジニア科の伐木造材実習で東濃ヒノキの素材生産現場、製材現場を見学しました。
林業現場を案内して頂いたのは、株式会社 立保の安江正秀さんです。
アカデミーの前身、岐阜県林業短期大学校の卒業生でもあります。
アカデミーの1年生、森下君も1本伐採させて頂きました。
この現場では、すぐ下に林道があるため斜面下方に伐採です。今回伐採した林分は、天然生のヒノキ林分で100年以上の林齢でした。
安江さんが所有する山林もあり、東濃ヒノキの産地ならではの枝打ち優良材を見ることが出来ました。
午後は株式会社東桧の製材工場を見学させて頂きました。
ご案内頂いたのは代表の桂川恒裕さんです。桂川さんも安江さんと同じく岐阜県林業短期大学校の卒業生です。
桂川さんが(株)東桧を立ち上げたのは約8年前で、高温乾燥による柱材生産が主流になる中、地元の木を天然乾燥で東濃ヒノキの良さを生かしてお客さんのところへ届けたいという思いで起業されたそうです。
買い付けた原木も見せて頂きました。買い付けた原木をいかに上手に木取りをして、
付加価値をつけて出荷するか、製材の醍醐味を教えてもらいました。
製材所では、アカデミーを卒業した桂川さんのご子息も元気に製材しておりました。林業短期大学校、森林文化アカデミーの卒業生の方々が、森づくりや製材を未来に継承し、新しい時代に合わせながらも木の文化を伝えていく姿を見て、改めて担い手の大事さを感じました。
来週からはチェンソー使った間伐作業の実習が始まります。今回勉強したことを活かして、伐採造材を行います。
林業専攻 杉本