活動報告
最近の活動
月別アーカイブ
2024年11月05日(火)

ドイツ&ノルウェー森林環境教育視察ツアー報告 その⑤(最終回)

「ドイツ&ノルウェー森林環境教育ツアー報告 その①」

「ドイツ&ノルウェー森林環境教育ツアー報告 その②」

「ドイツ&ノルウェー森林環境教育ツアー報告 その③」

「ドイツ&ノルウェー森林環境教育ツアー報告 その④」

と学生たちの感想をご紹介してきた本シリーズ。最終回第5弾でご紹介
するのは、今回唯一、クリエーター科の学生たちに混ざって参加してくれた
エンジニア科2年生、「そーた」こと、中村奏太くんです。

彼は、家畜の世話や農業をしながら、仲間との共同生活の中で学びを
深めていくことで知らている全寮制の高校、愛農学園農業高校(三重県)
からアカデミーに来てくれました。共同生活の中で学んできた中村くん
らしい視察ツアーでの気づきや学びについて、以下にご紹介します。

*******ここから中村くんの感想*********

自分はドイツ研修に行き、たくさんのことを見て経験してきました。
環境教育のことだけでなく、現地の生活や雰囲気も含め肌で感じました。

ヨーロッパの人々は、他人に対して無寛容なようで、どこか温かい。
一人一人が自己責任という感覚を持っているように感じ(無意識だと思うが)、自分には非常に居心地が良かったです。

一方で悔しい思いもありました。

ノルウェーでのEFCFカンファレンスでは、ヨーロッパ中のシティーファームをしている人たちが集まりました。そこで参加者同士と会話をしている中、農業の話になり自分の農業高校時代の話をしようと思ったのですが、英語力が乏しく思い通りに伝わらず、軽くスルーされてしまい本当に悔しい思いをしました。英語頑張ります、、。

自分は「教育」が社会を良い方へ変える上で大事になる、と思ったのがきっかけで環境教育に興味を持ちました。今回いろんな所に研修に行く中、「教育」ってなんだ?といい意味で改めて考えさせてくれる場所がいくつもありました。

この旅を通して自分が考えたのは、経験の中でうまれた他者との関係の中に「教育」が勝手に生まれると感じました。その相手が自然だったり、動物だったり、人間関係だったり。その中で勝手に教わって成長していく、そんなように思いました。自分はその経験が当たり前にできる環境を作りたいと今回の旅を通して思いました。

今回の旅を、これから何かを始めていく前の今に経験できたのが、自分には糧になったと思います。この若造を連れて行ってお世話してくれた、ナバさん、一緒に行ったメンバーには本当に感謝しかありません。

なんならこのメンバーでの生活が一番濃かったことかもしれないです、、笑

お世話になった方々、ありがとうございました。

エンジニア科2年 中村奏太