ドイツ&ノルウェー森林環境教育視察ツアー報告 その①
ドイツロッテンブルク大学との連携協定のもと、今年も学生5名を引率してドイツ&ノルウエーの
森林環境教育の現場を訪れるツアーを実施しました。学生にとって、業界のフロントランナーとの
出会いや、様々なスタイルの森や自然を活かした教育現場を肌で体感することほど尊い体験はない
と実感しています。
今年は、森林教育センター、森のようちえん、放課後プログラム、新たな森林空間利用の現場等
現地17日間滞在の間に、合計20以上の現場を体験しただけでなく、森林環境教育専攻が掲げる
アカデミー改革「里山キャンパス構想」の参考にしている「ユースファーム(シティーファーム、
教育ファーム)」を長年実践してきた人々がヨーロッパ中から集い、情報や技術交流をするネット
ワーク組織、「European Federation of City Farms」のカンファレンス にも参加してきました。
「超」充実した視察プログラムに参加した学生からのコメントを少しずつ紹介していきたいと
思います。まずは保育の現場からアカデミーに入学した森田さんの感想を以下に紹介します。
もっと詳しく知りたい!という方は、今週 10月24日(木)17:30からmorinosにて開催される
報告会にご参加ください。詳しくは → https://www.forest.ac.jp/events/environmental1008/
(ここまで なんちゃって先生 萩原ナバ裕作)
***(以下、学生の森田さんの感想)****
私は、もともと保育者経験があり、これまで何度か幼児教育施設に視察経験がありますが、
今回の視察の率直な感想としては、「日本と変わらないんだ~!」という想いでした。
園や保育者の考え方によって保育内容や手段、保育の在り方が変わることは日本と同じで、
保育者が子どもと一生懸命かかわろうとすることは変わらない。保育者を見て、通じ合える
ものがあると思えた瞬間もたくさんありました。
しかし、保育者や子ども、園を取り巻く環境(社会)は大きく違っている気がしました。
なんだか、社会が人に優しいような・・・人とのつながりを大事にしているような・・・。
人々が社会を自分たちで創っていけると信じている気がするし、社会も人々の想いを汲み
取る形になっているように感じました。
そこに居るひとが、
「自分っていいよな」「森(自然)っていいなあ」「この世界って悪くないよなあ」
と思えるような、「大地に近い暮らし・教育が叶うコミュニティ」を創りたいという
想いを今、もっています。
海外での雰囲気を体感したからこそ、私や私が大好きな周囲の人を取り巻く社会をまあるく
していきたいという想いやイメージが強くなったような気がします。』
(クリエーター科 森林環境教育専攻1年 森田水加穂 )