活動報告
最近の活動
月別アーカイブ
2025年04月25日(金)

子どもたちが遊ぶ森を整備する 〜里山キャンパス〜

すべての子どもたちの五感を使った森の体験と自由な遊びを日常化することを目的としたmorinosのメインプロジェクト「森のじかん」のためのフィールドとなる森を、森林環境
教育専攻の2年生と一緒に整備してきました。

手前味噌ではありますが、環境教育を学べる大学や学校が多い中、こんな実習が当たり前に
できるのも、森林文化アカデミーならでは。子どもたちとの対峙の仕方、自然の知識だけで
なく、フィールドとなる遊び場の森の整備のための視点や技術も学ぶことができる恵まれた
学びの環境でもあります。

今回は来月から活動を始める美濃加茂市の蜂屋小学校がフィールドにすることにした学校の
近くの森が舞台です。遊び場の整備は、造林のための整備とは異なります。その森をなんのために使うのかによって森の整備の仕方は全て異なりますが、まずは危険木を処理することが第一
ということで、午後の半日かけて学生3名とOB1名(morinosスタッフ)とで危険木や危険な
枝を処理してきました。

授業の中や学内で伐倒するのとは大きく異なり、リアルな現場での伐倒は学生にとって非常に
よい学びの場となりますし、作業をしながら質疑応答の中で自分事として学ぶことができる
まさに現地現物主義を誇るアカデミーらしい学び場となりました。

途中、作業しながらも森の中の木々や植物の名前を口にしたり、鳥のさえずりに耳を傾けたりする2年生。1年生のときと比べて、森を多面的に捉えられるようになってきたことをあらためて 実感した1日でもありました。頼もしく成長しています。

来月、自分たちで整備した森のフィールドに子どもたちを迎え入れ、自由に遊ぶ時が待ち遠しいそんな1日でした。

なんちゃって先生 萩原ナバ裕作