【授業報告】最新の製材工場を視察しました
授業「木材流通の現場見学」にて、
今年9月より稼働した巨大な製材工場(㈱ランバーランド(㈱ウッドフレンズの子会社、美濃加茂市))を見学させてもらいました。
・・・とにかく巨大です。
まずは選木機を見学。
1日で1200~1300本(能力的には3600本の選別が可能)の丸太を選別しているそうです。
原木を3Dスキャンし最適な木取りを決定めます。
現在1日100㎥もの製材を行っていますが、最大では1日300㎥もの製材が可能とのこと。
主に集成材用のラミナを製材していますが、無垢材の製材も行っているそうです。
本校での製材実習は、専ら帯鋸で行いますが、
この工場ではすべて大型丸鋸で製材します。
おが粉等は畜産用に再利用します。
この規模の工場だと、おが粉の生産量もかなりのものです。
バイオマスボイラーと乾燥機も見学しました。
乾燥機は高温対応のものと中温対応のもの、合わせて13基が設置されていました。
将来的にはこの倍の26基を設置予定だとか。
驚いたのは、巨大な施設であるにも関わらず、従業員の姿が少ないこと。
自動化がかなり進んでいるようです。
最後は木造4階建ての事務所棟の最上階に案内してもらいました。
工場敷地をまるっと一望できます。
丁寧に工場を案内していただいた、
㈱ランバーランドの清水さま(本校OB)、田口さまに深謝いたします。
・・・なお、この後は㈱ウッドフレンズ系列の集成材工場・プレカット工場(㈱フォレストノート、養老町)を訪問し、
この工場で製材された挽き板(ラミナ、集成材原料)が集成材になり、さらに住宅部材になる過程を見学しました。
木造建築の部材がどのように生産されるのかを体感してくれたのではないかと思います。
ご多忙の中、これら工場の案内をしていただいた、㈱フォレストノートの佐藤さま、中村さま、渡邉さま、上田さま、田中さま(本校OB)にも併せて深謝いたします。
講師 石原 亘