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2018年10月14日(日)

恵那農業高校での出前授業

10月3日に恵那農業高校で1年生40人を対象に出前授業「森林の成り立ちとそこに生育する樹木について学ぶ」を実施してきました。

まず教室で,東濃の森林の成り立ちについて,気候と人為,地史的な影響の面から解説しました。

その後,バスで恵那農業高校の近くにある「リコー えなの森」に移動し,現地で同地域を特徴づける樹木の一つであるシデコブシの自生地を見学しました。

ホオノキの見分け方や使われ方,生態について解説している様子です

「リコー えなの森」には野外学習できる広場が整備されてあるため,現地で調達した10種程度の樹木のシュートを使って,樹木を見分ける方法とその樹木の生態や使われ方を解説しました。

湿地にはホシクサ科の草本やミミカキグサの仲間が自生しています

学生さんが手にしているのがフモトミズナラです

その後,谷底の湿地の植生や,尾根部のフモトミズナラを観察しつつ,「リコー えなの森」を散策して過ごしました。

「リコー えなの森」は良く手入れのされた里山林で,同地域の代表的な樹木の多くを目にすることができました

森林文化アカデミーでは県内の高校生を対象に,出前授業やアカデミーでの特別授業を提供しています。ご興味のある高校の担当者の方は,森林文化アカデミー事務局(0575-35-2525)までお問い合わせ下さい。

教員:玉木