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2019年07月11日(木)

エンジニア科1年「樹木の同定」、学びの成果は?

本日、エンジニア科1年生の「樹木の同定」の試験を行いました。

アカデミーでは、学生たちが将来関わるであろう森林や木についてより深く理解するために、特に身近な樹木、有用な樹木の同定の技術を学んでもらっています。エンジニア科では入学以降の3ヶ月間で今年は91種の樹木について、アカデミーの演習林や周辺の山に行き実物を見ながら同定技術を磨いてきました。
もちろん、同定のスキルだけでなく、どのように使われてきたのか、どのような生態なのか、有毒かどうか、などそれぞれの木に関する様々な知識も身につけています。

本日はその集大成、これまでの学びでどれだけ樹木のことを知ることができたのか、確認する日です。

試験の枝

学生ホールに並べられた試験のための枝。学生を待ちます。

学んできた91種の樹木の枝。これを手にとって配られた解答用紙に樹木名を書いていきます。合格ラインは50種。こちらとしてはできるだけ多く覚えていて欲しいのですが、とりあえず50種程度知っていれば、この先わからない樹木が出てきても知っている樹木を手掛かりに自分で図鑑で調べることができます。

並べられた枝の中には、触るとかぶれるようなウルシの仲間も含まれていますが、それも学んできているはず。あくまで自分が頼りです。

試験風景

各々、枝を手にとって答えていきます。

試験風景2

じっくり、特徴をよく見て熟考中。

91種となると答えるのにも時間がかかります。
それでも1時間くらいで、試験を終える人がちらほら。

結果、91種全て正答がなんと3名も!さらにもう少しで90種という人も3名。
また多くの人が70種前後の正答で、なかなかよく覚えていました。ちょっと苦戦していた人もいましたが、今後の実習の合間などに復習をして自分のものにしていってください。

学生の皆さん、試験お疲れ様でした。(津田 格)