電動工具を使った木工「電動工具の基礎」
電動マルノコやジグソー、インパクトドライバなどホームセンターでも売られている電動工具。これらはDIYからプロユースまで幅広く使われています。木工専攻と木造建築専攻では、これらのハンディツールの基本的な使い方を学びます。
この実習で使うのは以下の電動工具です。
- 電動マルノコ
- ジグソー
- インパクトドライバ
- ドライバドリル
- 電気ドリル
- トリマー
- オビタルサンダー
- ランダムアクションサンダー
- ジョイントカッタ
皆さんはどれくらいご存じでしょうか?
特にインパクトドライバ、ドライバドリル、電気ドリルについては同じような電動工具に見えるかもしれません。しかし、これらは似ているようでそれぞれ別の用途の道具。異なる使い方をすれば、それ相応の使い勝手になってしまいます。まずはそれぞれの特徴を実際に見て、使って、比べながら学んでいきます。
実習ではマルノコガイドを作り、包み打ち付け継ぎとビスケット接合を使って、本棚になる木箱を作りました。今年の実習から取り入れたビスケット接合は簡単に精度の高い作品を作ることができるので、使えるようになっておくと便利です。
木造建築専攻では、夏の大工合宿で「刻み」の実習を行うため、電動工具もたくさん使うことになると思います。木工専攻でも、大きな材を加工する際は木工機械ではなく、電動工具で作業することも出てきます。適材適所に使い分けて自身のモノづくりに活用しましょう。
木工専攻講師
前野 健