「情報発信演習」プレスリリースのつくり方
人類は史上初めて「自分で自由に情報発信できる」時代に突入しました。誰でも、自分のことを世界に発信でき、誰かに届けることができます。(すごいことですよ!)
特にクリエーターは今も昔も、自分がつくったものを的確に誰かに伝える能力が必要とされます。
アカデミーではこれからクリエーターになる学生のための授業「情報発信演習」を全専攻を対象に実施しています。
民間企業・団体の広報・運営を担当していた教員が3人(松井、小林、渡辺)で持ち回りしながら行うこの授業の目的は、
1、コンセプトワークを身につける
2、自分が良いと思うものを発信できるようになる
というもので、プレスリリース、SNS発信、写真講座、ポスター制作、動画制作を実習します。
初回はわたし松井匠による全体オリエンテーションと、小林先生によるプレスリリースのつくり方講座。わたしからは美濃市で毎年開催され、AC卒業生も多く関わる「ミノマチヤマーケット」の広報事例から、コンセプトワークの説明をしました。
ミノマチヤマーケットの広報はほとんどの手法が活用されており、一つのイベントでも複合的な発信かつ一貫したイメージでターゲットに届けている例を見てもらいました。
オリエン後は、小林先生からプレスリリースの説明。新聞メディアに取材に来てもらうためのA4テキストをどう作っていくか話したあと、アカデミーの文化祭「翔楓祭」のプレスリリースを実際に作ってもらいました。
そして、学生が作ったリリースを講評するのは……なんと本物の新聞記者である岐阜新聞の佐名さん!提出されたリリースを読んで的確に印象を言葉にしてくれました。取材に行きたいな、良い記事が書けるかも、と思わせるにはどのように書けば良いのか、非常に学びの深い実習です。
意外にイベントそのものに課題があることがわかりるのが、このコンセプトワークの面白いところであり、大切な点です。
発信する側、それを受け取る側の両方の視点で、情報を整理することを学ぶ実習です。
じっくり来年まで続きます!
木造建築教員:松井匠