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2018年07月22日(日)

幅はぎ接着ACパネルの製造

自力建設で使用する部材の加工を進めています。

自力建設で使う木材は、アカデミー演習林の木を使用しています。

先輩が伐採・製材・乾燥した木材を、後輩が使う・・・これを毎年繰り返しています。

演習林の木でつくった板材

自力建設で使う材料は、年によって、通常の柱材であったり、断面の大きな梁材であったり、丸太であったり様々です。今年は、壁、屋根、床と広く板材を使います。市販の合板ではなく、幅の狭い板を幅はぎして(幅方向に接着して)板を製造しています。「ACパネル」と呼んでいます。

3mや4mの長いパネルも可能ですが、長い板では反りや曲りが顕著に表れるので、2mの方が接着手間はかかりますが、歩留よく製造できます。

 

接着面の直角を出してから、幅決めをします。

直角二面ガンナ

プレーナーがけ

クリエータ科1年生木造建築専攻生とエンジニア科2年生の林産業コースの混成チームですが、協調して作業をすすめています。

暑い時期では接着剤の硬化も早く、時間との戦いです。仕事の流れがわかってくると、材のとりまわし、接着の手順、人間の配置の位置などを考え工夫するようになり、より効率的に作業ができるようになってきます。

接着材の塗布

幅はぎ専用のプレスではないため、少々テクニックが要ります。

プレス機へ

プレス

さて、うまく接着できたでしょうか?

 

建築教員:吉野安里