29年度 演習林 入山式
森林文化アカデミー名物の「入山式」、演習林の磐座(いわくら)の元にある「山の神」に新入生や教職員、森林研究所の職員のうち約100名が一堂に会して、毎年実施しているものです。
エンジニア科もクリエーター科も1年生は、演習林の「山の神」を初めて目の当たりにして、どのような山のしきたりがあるのか不安で一杯です。
最初に山の神に対する御玉串の所作について、JIRIから説明をしました。
全員が入山式に際し、入山の許しを得るとともに、一年間無事に実習できますことをお願いします。
山の物、海の物、里の物をお供えし、左右左とお清めの塩を、・・・大祓の祝詞、山の神の祝詞を読み上げます。
最初に涌井学長さんが御玉串を奉納し、二礼二拍一礼されるのに併せて、教職員も同調します。涌井学長さんの右手にはスギが、左手にはヒノキが生えています。
続いて、2年生を代表して、学生会長の玉置さんの御玉串奉納など所作に併せて学生たちが続きます。
このあと1年生を代表してエンジニア科が、そして森林研究所の古川所長が御玉串奉納されました。
奉納の最後は、演習林管理人さんの佐藤さん。毎日、演習林を美しく管理してくださっておられます。私たち以上に、山の神に対する思いは深いと感じます。
最後に、参加者全員で「なおらい」です。
私が美濃市の「つくり酒屋」の一番搾りの酒粕を元に作った「甘酒」とスルメを全員で頂きました。
さぁ、明日から演習林での実習が本格化します。今年一年も安全に実習ができますよう願っています。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。