20年間耐え忍んだシラカシ
20年前に植栽された可哀そうなシラカシ。
この場所は、1965年に岐阜国体の射撃に利用され、その後の1971年から岐阜県林業短期大学校のグラウンド、そして2001年から岐阜県立森林文化アカデミーの情報センターの駐車場として利用されてきた場所。
そこに20年間植えられてきたシラカシはほとんど成長することができないばかりか、幹も枯れて腐った個体まである始末。
原因は土壌にあることは、明らかでしたが、本日、チェンソーで伐採して、ミニグラップルで根を掘り出しました。
なんと簡単に抜ける根っこ。
抜いた穴(植えてあった穴)は、なっなんと、水が溜まっている。
根から滴る水と穴に溜まった濁水。想像以上の状況に唖然としました。
結局、すべてを伐採・掘り取る結果となってしまいました。
シラカシの切り株は植えれば新しい芽が出てきますが、株自体が腐朽菌に侵されていたため、結局、すべて廃棄することになりました。
テレビデ見る街路樹の中にも、可哀そうな環境で育っているものも少なありませんが、私たちの身近な場所でもこうした状況であったこと、本当に残念です。なお今後は、この場所がより良い形で運営できるよう計画策定中です。乞うご期待ください。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。