グリーンウッドワーク指導者養成講座2018 ③刃物を研ぐ
グリーンウッドワーク指導者養成講座、基礎編、スプーンづくり編に続く第3回は、刃物の研ぎ方。7月21日、酷暑の森林文化アカデミーで行われました。
まずは両刃のモーラナイフで、中砥石、仕上げ砥石を使って研ぎ方を確認します。
この日は、講師の加藤慎輔さん(大同大学プロダクトデザイン専攻技術員)作の刃先角度定規のおまけ付きでした。
砥石で研いだ後は、研磨剤(いわゆる「青棒」として売られている酸化クロムが主体の研磨剤)での仕上げ研磨も行います。
一般的な刃物の後は、グリーンウッドワーク特有のフックナイフ、ドローナイフ(銑)、オノなども。
森や木に関わるプロが集まった今年の講座、研ぎだけでは物足りないかもと思い、怪我の際の応急処置の話と、木工講座を実施する場合の保険加入の話も加えました。応急処置の話は、今年森林文化アカデミーにお越しいただいた岩瀬桃子さんの講座をベースにお話ししました。また保険については、いつもお世話になっている渡邊総合保険事務所の渡邊修さんにお越しいただき、レクリエーション保険や国内旅行傷害保険など、木工講座に使える保険についてお話しいただきました。
刃物の研ぎに加えて怪我や保険の話も加えたことで盛りだくさんの内容になりましたが、参加者からは「怪我や保険の情報を学んだことで、講座を企画したり指導したりするというイメージがより具体的になった」と、好評な反応をいただきました。
次は9月、「森を見る」です!