アカデミーを経た先に~森と木の仕事を知るモニターツアー報告~
アカデミーでの新企画
翔楓祭・オープンキャンパス・産業祭と大賑わいの美濃市で
【森と木の仕事を知るモニターツアー】を開催しました!
どんなツアーかというと、森林文化アカデミーを卒業したらどんな仕事があるのだろう?森や木に関わる仕事って実際どんな仕事なの?という疑問に応えるべく、美濃市内で活躍するアカデミーのOB・OGの職場を訪問しリアルな話を聞かせてもらおう!という内容です。今回は市内で起業した8名を紹介させていただきました。
短い広報期間にも関わらず、東は埼玉から西は福岡まで県外からの参加者も多く、申込数は定員を超えるとても賑やかなイベントになりました。
※盛りだくさんツアーなので長文です
どうぞお付き合いください
最初に訪れたのは、県外からの移住者でもある「きのこま」大村裕茂さんの工房です
グリーンウッドワークの足踏みろくろや、機械ろくろ、素材や製品などを見せていただく中で、素材へのこだわりや、道具の使い分け方、収入に対してのリアルな状況など様々なことを語ってくれました。アカデミーで得たのは技術だけではなく、人や地域など様々なつながりだったと言います。

大村さん「一つの職に没頭せず、合わせ技で暮らしていけば良い。しかし、後世へ引き継ぐためには稼ぐことも必要になる。」
続いてお話を伺ったのは県内出身の「AC FOREST」澤田良二さんです。
全くの異業種で働いていた澤田さんは、アカデミーを経て地域の森林組合で10年間勤めてから起業しています。地域の資源を活用するには、地元の人との信頼関係を築く大切さも教えてくれました。そして森への熱い思いを参加者へ向けて語ってくれました。

澤田さん「ACに込めた5つのメッセージの1つ。森にAccessすることで森の価値を高めます。」
次に伺ったのは
「森の機械株式会社」の広瀬幸泰さんの所有する森林。
ここでは開発した商品(木材を運搬する為の搬器)の実演版モデルルーム的な活用をしています。広瀬さんも全く別の業界からアカデミーへ入学し、現在は在学中から関心のあった林業用の機械器具の開発を行っています。広瀬さんの発想と視点は、これからの林業に新しい風を吹かせるかもしれません。

広瀬さん「林業の機械や器具はまだまだ改良の余地が多くあります。僕は道具を作るのが好きなんです」
林業関連のOBを2件続けて伺いましたが、今まで持っていた「林業」というイメージが大きく変わったと多くの参加者が口にしていました。
お昼過ぎに美濃市駅前の「灯屋(あかりや)」に到着。アカデミー在学中から「子育てカフェ」の構想を温め続け、
店舗改修には一般社団法人インクの中島昭之さん(木造建築講座卒
西潟さんと奥様がカレーランチを提供し終えた後で、「子育てカフ
前職では海外出張が多く
午後は、美濃市うだつの町並みの中に拠点を構える3人を訪ねて歩
7人目は、うだつの町並みの空き店舗に拠点を構える「MOTTA
MO
8人目は、AC CRAFT代表の石井学さん(ものづくり講座の1期生)です。
卒
最後はアカデミーに戻り、今回の企画のふりかえりとアンケートへの記入をしてもらいます。
参加者からのコメントで多かったのは、①専
今回は参加者に入学予定者も居たので、入学した後のイメージがより深まってくれたら幸いです。
ご協力いただいたア
担当:森林環境教育専攻の教員チーム(嵯峨、柳沢、萩原、新津)