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2019年06月13日(木)

【13歳の木造建築】中津川市連携で付知中学校「森林教室」に行ってきました

中津川市付知中学校で、13歳の約50人に講演してきました。
この日は「森林教室」といって、中学一年生が、森と木がいかに大切な役割を担っているかを学ぶ授業です。

森林文化アカデミーと中津川市は連携協定を締結しており、その一環で、木造建築教員の松井匠が伺いました。

付知中学校「森林教室」木造建築松井匠

付知中学校の13歳は、みんな真剣そのもので、質問も出ました。

はじめに東濃森林管理署の秋山署長から「付知の森林の歴史」についてお話があり、そのあとに伊藤氏から「森の役割と森を管理すること」について講義がありました。森の木を育てる木を育てる話の後は、ぼくの番。木を使う話です。「木の家と森の関係」「木の家を設計する仕事」について、自分の半生を交えながら話しました。

付知中学校「森林教室」木造建築松井匠2

どうやったら13歳50人を退屈させずに、記憶に残る話ができるか、いつものアカデミーの授業とは少し違ったスライドを用意し、会場に質問をしながら話しました。
「この中で、木の柱が見える家に住んでいる人?」と聞くと、ほとんどの子が手を挙げました。付知のあたりは建設業や大工さんも多く、家は代々受け継がれた真壁の家も多いそうです。
ですので、真壁の木組の家をつくることで森の木をたくさん使ったり、大工さんの技術を継承できるという話は、身近に感じてくれたのでしょうか。みんな真剣に聞いてくれました。「この家は何の木でつくっとるの?」「スギとヒノキだよ」というやりとりもありました。

将来、森や木に関わる暮らしをしたいと考えた時、この日の授業を思い出してくれたらと思います。

 

木造建築教員:松井匠