5月30日(木) 岐阜県地域森林監理士養成研修を開講
岐阜県では、地域における森林の管理及び経営に必要な専門知識を持ち、市町村行政の支援や民有林経営への助言等を行う県独自の人材として「岐阜県地域森林監理士」を養成・認定しています。
令和元年度は応募のあった6名を研修生として5月から10までの6か月間、国・県の林政施策から関係法令、そして森林計画、林業経営など専門知識を幅広く学ぶ岐阜県地域森林管理士養成研修を実施します。この度、5月30日(木)に開講式を開催しました。
1.開講にあたってのあいさつ
森林文化アカデミー長沼副学長より、平成31年4月から森林経営管理法が施行され、岐阜県地域森林監理士への期待が高まっているとのあいさつがありました。
2.岐阜県地域森林監理士の役割について
県庁林政課100年の森づくり推進室 藤下室長から、岐阜県地域森林監理士の業務と役割についての説明と、地域の森林を理解して市町村森林行政へ強力にサポートしてほしいとの話がありました。
3.岐阜県地域森林監理士の取組み紹介
昨年度、岐阜県地域森林監理士に認定され、現在、地域の協議会のアドバイザーとして活動をされている西南濃森林組合の高木氏より、その取組について話をしていただきました。地域森林監理士として活動するうえで、自分たちが所属する事業体の利益だけを考えるのではなく、地域のためにどうすれば良いかという公平な視点が必要であり、森林の状況を所属している事業体の管轄域のみでなく地域全体として把握する必要があることなど、岐阜県地域森林監理士としての心構えや取り巻く課題や現状などについての紹介がありました。
4.受講生意見交換
受講生はその後の意見交換で、岐阜県地域森林監理士のあるべき姿を話し合い、研修カリキュラムの一部である地域課題研修として、今後どのような課題に取り組むかを考えるきっかけとしていました。