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2022年11月02日(水)

集中講義「建築文化論」(その1.講義編)

木造建築の新しいかたち(その197)木質構造に関する住育の取り組み
連携協定を結んでおります清水建設株式会社さんから講師をお招きし、授業「建築文化論」を実施しました。

◆「日本の建設業」古澤 新司 氏(名古屋支店 上席マネージャー)
 建設業全般(建築、土木、環境保全、フロンティア事業、SDG‘sの取り組みなど)に関して講義をしていただきました。尚、パワーポイントの最初のスライドは写真のように見えますが、古澤さんが描かれた絵ということで、非常に驚きました。
多岐に渡る分野を建設業が担っていることを学びました。

講義の様子

 

◆「建設業におけるデジタル化の取組」印藤 正裕 氏(技術研究所 リサーチフェロー)
 デジタルリテラシー、BIMから始まるデジタル建築生産、デジタルゼネコン、コンピュテーショナルデザインなどに関して講義をしていただきました。
建設現場におけるデジタル応用やIT/AI技術を応用したロボットの活用など、様々な取り組みがなされていることを学びました。

講義の様子

 

◆「中大規模木質建築への歩み」水落 秀木 氏(設計本部 木質建築推進部 主席設計長)
 清水建設さんが取り組まれている木質建築やその技術について、中大規模木質建築の事例などに関して講義をしていただきました。
RC造と木造のハイブリッドやS造と木造のハイブリッドなど建築への木の活用など、様々な取り組みがなされていることを学びました。

講義の様子

 

◆「伝統建築物の再生と今後」金久保 仁 氏(東京支店 社寺建築・住宅部 工事長)
 清水建設さんが取り組まれている伝統的建築物の再生について、伝統建築物に対する現代の技術や技能についてなどに関して講義をしていただきました。
 伝統建築物の技術や技能の伝承には人との繋がりが重要であることを学びました。

講義の様子

講義の様子

 

◆「木工場の取組」女屋 光正 氏(建築総本部 東京木工場 製作グループ長)
 東京木工場での仕事の流れ、単板検収や練り付け、木工事の実績、木育活動、技能グランプリ、木工製品、FSC・CoC認証などについて講義をしていただきました。
 常に技術を磨いて、その匠の技で木の可能性を追求し、森林を守ることに繋がっていることを学びました。

講義の様子

 

清水建設さんの社内でも一堂に会することの無いメンバーの方々がアカデミーに集結していただいた講師陣の方々だと思います。このような貴重な学びの機会を頂きましてありがとうございます。

その2.学生からの情報提供とディスカッション編 へ つづく

教授  小原 勝彦