道づくりは面白い! En1年生「森づくり実習」
エンジニア科1年生「森づくり実習」の中で、演習林内の歩道整備を行いました。
現場は、校舎の裏山です。ここは以前に歩道が設置されたのち手入れがされておらず、入り口付近の枝葉は伸び放題で急な登りがあり、ルートは途中で立ち消えになっています。
今回実習のお題は、この場所に快適な散策ルートを開設することです。
まずは、皆で現場の下見を行います。班ごとに担当区画をきめ、それぞれの作業プランを立てます。
作業内容は、階段づくりや、歩道の拡幅、新たなルート開設など様々なプランが提案されました。
作戦会議の後は、プランに従い早速作業にかかります。
資材はもちろん現地調達です。
新たなコース開設は、到達点をしっかり定め歩きやすいコース取りを考えます。
階段を設置するときは、勾配や歩幅に配慮します。
的確な場所にステップを配置することで歩きやすさや下りの安心感は格段に向上します。
登りでは気にならない勾配も下りでは思いのほか急勾配に感ずるため、必ず上下両方向からの確認を心掛けます。
曲線部では、地形に合わせた丸太の配置がポイント。ちょっとした工夫で仕上がりは大きく変わります。
この場所は腕の見せ所です。
良い道ができるといい笑顔になります。
学生たちは、休憩時間もそっちのけで取り組み、良い散策路整備ができました。
若者たちは、自分で考え、自分で作る達成感のある仕事が大好きです。
以上、報告は「森づくり実習」担当 伊佐治でした