身近な森の手入れ第二回(竹林編)が開催されました。
森と木のオープンカレッジ「身近な森の手入れ・入門」第二回(竹林編)が開催されました。
この講座は、森林文化アカデミーと、日本昭和村(美濃加茂市)の連携によって運営されています。
この日は昼ころから雨になる予報だったので、予定を変更し先に実習を行いました。
昭和村公園内のモウソウチク林をお借りしました。
既に一部は適度な密度管理がなされている竹林ですが、未経験者にとっては見通しが良く、竹を倒す作業スペースも確保しやすいため、ありがたい実習フィールドです。
まずは竹林の観察から。竹の種類の判別、密度の判断、竹幹の年齢の識別、一般的な手入れの方法と道具の説明をしました。
次に、のこぎりとロープを使って安全確実に切り倒す方法を数パターン紹介しました。
そして二名のペアを作り、古い竹を切り倒す実習作業の開始です。
隣の作業チームとの距離に注意し、同時に作業しないよう声を掛け合います。
伐倒方向を決め、必要に応じてロープをかけ、ノコギリで受け口を作り、安全確認をしてから、追い口切で伐倒します。
初め手の方もおられましたが、徐々に慣れて、最後は楽しく作業されているようでした。
予報通り、昼前から雨が強くなりました。
午後は室内講義です。
竹の種類と生態、用途と管理、放置竹林の問題と対策、竹材利用の将来展望についてお話ししました。
最後に質疑応答をして終了しました。
皆さんとても熱心に受講していただきました。第3回目も楽しみです。
以上報告は原島でした。