課題研究がこんな商品に繋がりました。
先日、クリエーター科卒業生の田中さんが学校を訪ねてくれました。
その時、紹介してくれたのがこれです。
粋なパッケージのこの品、彼女が勤務する飛騨五木株式会社が運営するオンラインショップ「 moriwaku」で販売している岐阜県産のスギを使った燻製チップです。
実は彼女、アカデミー在学中に「スギの燻製チップ利用」をテーマとした課題研究(大学の卒論に相当)に取り組みました。
通常の燻製では、ヒッコリーやチェリーなどの広葉樹を利用するところに、あえて国産スギを持ってきたところが彼女のテーマの面白いところでした。
様々な食材との相性を他樹種の燻製と比較したり、レストランのシェフに試食をお願いし意見を伺ったり、また、一般向けの燻製体験ワークショップを開催したりと、彼女が精力的に活動していたことを思い出します。
そういえば、「スギスモークは香りがやさしく、和の食材に合いそう。」といったなるほどと思わせるアンケート結果も報告されていましたね。
もちろん、研究考察の中では商品化の提案もされており、この商品は、まさにそれが実現したものと言えます。
商品には、パンフレットやレシピも添えられており、そこには、課題研究で得た情報や、懐かしい面々が写るワークショップの写真がしっかり活用されていました。
こんな商品が、バーベキュー施設やビアガーデンにあれば、見慣れた食材でも、一味違う楽しみ方ができそうです。
以上報告は、当時の担当 伊佐治でした。