自力建設2019 着々と進行中!!
自力建設2019「簡易製材小屋」のプレゼンまであと一週間。
すでに新入生の雰囲気はどこへやら・・・。夜遅くまで学生室に残ってスケッチやスタディ模型を繰り返す姿が・・・。アカデミーに馴染んできた木造建築専攻1年生。
各々が自分の計画案の最終調整に突入してます。GW前に行った課題発表からあっという間の一カ月。いろいろなことを学んできました。
まずは利用代表者の久津輪先生のインタビュー。どのような狙いで簡易製材機がほしいか、どんな樹種でどんな大きさの材が多いかなど、木材ストック場所を見せていただきながら、各自イメージを膨らませていきます。
建築を学ぶのは初めての学生もいるため、先輩方の自力建設を実測し、図面として表現していく技術も同時に身に着けていきます。
実際の建物を間近に見ながら実測を勧めると、なぜこの木材断面なのか、建物がどのように作られていったか、どうやって素材を選定してきたかなど、先輩たちの足跡が感じられます。
当然、今回の計画地テクニカルグラウンド周辺の測量と観察も行います。
開学時に植えられて大きく成長した樹木や、最近になって記念植樹されたまだ小さな樹木など計画地周辺にはさまざまな樹があります。
また、林業の実習で土場に積まれた丸太や、架線実習用のライン、タワーヤーダなどの高性能林業機械の動線など、考えるべきポイントがたくさんあります。
ステークホルダーがたくさんいて、それぞれが勝手なことを言っている複雑な与条件の中、これが最適解だ!!という計画案を各々作り上げてきています。
各自の案はどれも個性が発揮されており、プレゼンまでにどのように仕上げてくるか、非常に楽しみです。
准教授 辻充孝