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2016年12月20日(火)

第2回 子どもワーカー全国交流フォーラム    〜森でつながる人と人〜

「子どもに関する活動をしている人同士が、職場の壁を越えて交流しよう!」を目的に始まった「子どもワーカー全国交流フォーラム」の第二回大会が森林文化アカデミーで開催されました。

県内をはじめ、東京、神奈川、埼玉、栃木、福井、愛知など全国から定員を超える30名以上もの参加者の方々が集まりました。自然学校、保育園、幼稚園、小学校、中学校、プレーパーク、冒険教育、児童館などなど様々な職場からの参加です。

今回のテーマは、「気になっていることをとにかくやってみよう!」。いわば大人のためのプレーパークです。子どもたちの「やりたい!」の感覚を体感することで、子どもを応援するとは何か?を頭ではなく感覚的に学んでもらうためです。

焚き火を囲んでの開会式の後は、アイスブレークとして新聞紙を丸めてのチャンバラ!? 実はこれ、参加者からリクエストのあった「忍者修行」の一部なんです。ペアで刀の練習をした後は、2チームに分かれての「旗とり合戦」。子どもたちも混ざって大の大人が真剣に遊びます。「子どもの気持ちや感覚になること」が大切です。

その後は、参加者の「やりたい!」を応援するための時間。森に囲まれた環境の中、一体何ができるか、やりたいかを参加者から聞き出します。「木を伐りたい」「木登りしたい」「薪で料理したい」「火起こししたい」「もちつきしたい」「アルミ缶を焚き火で溶かして何かつくってみたい」などなどいろんなリクエストが出てきます。

こうして、参加者たちは自らの「やりたい!」の声を聴きながら2日間、とにかく「やってみる」を続けました。

日本の伝統的な木登り術「ぶり縄」を体験したり、チェンソーを使った簡易製材を体験したり、3人で協力して木をこすって火起こししたり、せっせと薪でピザを作ったり、森を探検したり、木の臼と杵で餅つきしたり…。森の環境は、大人たちのやりたい!がいっぱいつまっていました。そして森を藪漕ぎしているだけで楽しくなってしまうくらい、森の空間が持つ魔力は、大人たちを“子ども”にしてくれたのです。

夜は焚き火を囲んで大交流会。そして焚き火のとなりで事例発表や子どもについて思うことについての発表大会。皆真剣です。改めて「子ども」と一言で言っても様々な関わり方、考え方があることに気づかされました。

こうして森という空間が人と人をつないでいきます。そしてあっという間に大交流会は2日間の幕を閉じました。

最後は、私ナバがやってみたかった「ふりかえり」のパターン。放射線状にマットを敷いてうつぶせになりながらのふりかえりです。こうすると視線も低くなって新しい世界(子どもの世界)になるし、修学旅行とかで布団で頭をくっつけながら夜通ししゃべったような感覚になるんです。つまり子どもの感覚で話せるのでは?と思ったのです。果たしてその結果はいかに?

「様々な地域やジャンルの人が“子ども”について交流できたことがとても有意義でした」

「森と人とのつながりの大切さを学んだ」

「他にはない参加型の講座で体感的に学べた」

「時間を忘れて楽しみ過ぎながら!?学べました」

「大人が遊ぶことの大切さを学んだ」

「来年もまたここ森林文化アカデミーで開催して欲しい!」

などうれしい意見を聞くことができました。

来年もここ森林文化アカデミーの森で素敵な子どもワーカーの皆さんとお会いできるのを、そして森がいろんな人同士をつなげてくれるのを楽しみにしています。

 

 

なんちゃって先生 萩原・ナバ・裕作

 

<耳寄り情報!>

今週末は、森林文化アカデミー入学を検討している方向けに、なんと「炭焼き体験」をやるそうですよ〜。詳しくは、http://www.forest.ac.jp/news/「炭焼きしながらいいこと語ろう」/ をご覧ください。