東濃ひのき材による木橋の構造架構の提案
木造建築の新しいかたち(その201)木質構造に関する住育の取り組み
東濃ひのき材を利用して、木橋の構造架構提案を行いました。クリエーター科2年生8名、1年生5名の計13名がこの課題に取り組みました。
課題と条件は、以下になります。
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【課題】
現在、木橋が架けられているが、木材が腐朽し始めているため、木橋の架け替えを実施したい。東濃ヒノキ材の規格材を用いて、耐久性を配慮した木橋の構造架構を提案して欲しい。
地域材利用として「木橋のモデル」となるようなアイデアを盛り込んだ提案を希望する。
【条件】
・白川町内にある駐車場エリアと会社エリアを繋ぐ橋の構造架構を提案する。
・橋の用途は、歩行者の移動、自転車(乗車)の移動、荷物運搬(手で運べるもの)を想定する。
・木材は東濃ヒノキ材とし、原則規格材を利用する。ただし、提案上意味のある木材利用などに繋がる場合は、規格材以外の材を用いてもよい。
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この課題では構造解析などの構造検討を行うことを条件としていますので、今後詳細設計を詰めていく必要はありますが、どの提案も構造的には概ね実現可能性のある構造架構の提案となっています。
想定施主からは、「学生さんのプレゼンとてもワクワクするものでした。夜まで余韻が残り若い柔軟な発想に感動いたしました。」と、大変うれしい御言葉を頂きました。
学生にとっても各学生のスキルを試すことができるこのような機会を頂きまして、ありがとうございます。
また、翔楓祭の際には、パネル展示をさせていただきました。
教授 小原 勝彦