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2016年05月26日(木)

岐阜県知事室入り口の秘書カウンター納品

01-川尻秀樹

本日、岐阜県庁知事室の入り口にある秘書カウンターデスクを納品しました。

これはこれまで市販されていた一般的なデスクではなく、岐阜県らしい木製のカウンターデスクが欲しいというご要望から、和田先生がメインとなってデザインと作成をされたものです。

もちろん、涌井学長の発案で和田先生のデザインがよりアドバンスしたものになっていますので、紹介いたします。

02-川尻秀樹

このところ授業が立て込んでいたので、和田先生が早朝もしくは夜遅くの時間を費やして、完成にこぎ着けました。上の写真はまだ完成品ではなく、これを知事室に持ち込んで現場で完成させます。

03-川尻秀樹

クリエーター科の男性(田中さん、古山さん、広瀬さん、南さん、多田さん)が梱包を手伝ってくれました。

部材によっては長さ2m近いガラス二枚でラミネートした和紙の部分もあるので、梱包とて慎重に行いました。

これをトラックに積み込んで、JIRIの運転で県庁へGOです。

04-川尻秀樹

県庁に到着すると、前副学長で現在は県庁の環境生活部長である桂川さんも駆けつけてくださいました。

和田先生が最終仕上げのため、カウンターデスクを組み上げていきます。こちらは一人用のデスクで、通常サイズのものです。デスクの天板と側板は森林文化アカデミーの演習林から学生が伐り出して製材したヒノキです。

05-川尻秀樹

これまで秘書の方が利用されていたのは、当然ながら一般的なスチールデスク。

これと比べると、和田先生の作品は岐阜県らしさがいっぱいです。

 

06-川尻秀樹

こちらは長さ2mの長いカウンターデスクです。正面の腰板部分は左からクリ、ケヤキ、トチノキ、アベマキ、ヒノキ、カラマツ、・・・・と岐阜県の上流域で生育する樹木を並べてあります。

また桂川さんが汚れを拭き取られている部分は、表面はガラスで内部に和紙を閉じ込めてあります。この和紙は涌井学長の発案で、清流をイメージする模様の和紙が入れてあり、それを木材内部に埋め込まれたLEDライトが淡く照らし出す演出になっています。

07-川尻秀樹

お客様の入り口側からの目線では、長さ2mのカウンターテーブルの手前に小さく「岐阜県立森林文化アカデミー」記されています。

これは和田先生個人が所有するレーザー加工機で作成して下さいました。

08-川尻秀樹

県庁四階の知事室にご入室予定の方は、最初にこの清流をイメージする模様の和紙が入った広葉樹とヒノキでできたカウンターテーブルの見事さに圧倒されるだけでなく、「岐阜県立森林文化アカデミー」の札も確認してください。

ちなみにこの札の材は、イチイです。

09-川尻秀樹

一人用のデスクも清流をイメージする模様の和紙とガラス、そして木材内部に埋め込まれたLEDライトによる演出も組み込んであり、早速秘書の方も気持ちよさを味わっておられました。

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。