岐阜の山を良くするために 「施業プランナー育成研修」開始
平成29年度の施業プランナー育成研修は5月から来年2月まで合計14回の研修を受講し・成果発表する過酷な研修で、岐阜県立森林文化アカデミーでは2011年から実施しています。
岐阜県では森林管理・林業現場における「5つの人材」を位置づけています。
最も山に近い部分では①フォレストワーカーと②森林作業道作設オペレーター、そして森林経営の主体を考える③施業プランナー、また県組織を中心とした④森林総合監理士、そして市町村の森林や林業事業体を指導できる民間フォレスター⑤地域森林監理士です。
私からは「経営感覚を持って、地域の森林を長いスパンで管理してお金儲けをする」そのための、知識付け、コネクション作り、仲間作りに励むよう言葉を掛けました。
最初に今回の研修生を中心に、アイスブレイクを兼ねて、互いに他の人を紹介する「他己紹介」のためのヒアリングをしてみました。そして二人がペアになって、参加者に互いを紹介します。
続いて、県庁恵みの森推進課担い手育成係の石原課長補佐から「林業の現状と施業プランナーの役割」についてお話を伺いました。
午後からは、先輩プランナーである揖斐郡森林組合の後藤秀人さんが「先輩プランナーのアドバイス」として話をしてくれました。
様々な話の中で、「理念がある組織と、ない組織」の違いに触れ。理念がない組織に比べ、理念のある組織は利益が大きくなる。理念は単に掲げればよいのではない、職員全員が理解し、浸透している必要がある。と話してくれました。 これはリッツカールトンのクレドのような感じです。
最後に、森林文化アカデミーの卒業生で、LSA(ローカルサポートアソシエイツ)の河合渉さんが「林業コンサル業務の実際を知る」と題して、どのような問題があるのかを語って下さいました。
さて、本日は室内座学でしたが、次回以降は現場での実習も含めて研修が実施されます。はりきって頑張りましょう。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。