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2017年12月22日(金)

地産地消ならぬ『学産学消』?

 みなさん、JIRIです。先日、12月13日に伐採した直径60cmのコナラ、本日はそれの製材をしました。

 

 

なお、伐採の様子はブログ( http://www.forest.ac.jp/academy-archives/%e4%bc%90%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%81%a9%ef%bd%9e%ef%bc%81%e7%9b%b4%e5%be%8460cm%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%8a%e3%83%a9/ )を参照ください。

 

 学校の演習林内でも一、二を争う体径木であったコナラ、カシノナガキクイムシとマンネンタケの腐朽菌に加害されており、薪か隅になる予定でしたが、製材してみると予想以上にイイ板が取れます。

 

 

 このコナラ、どう言う訳か心材や樹皮がアベマキに似ていますが、なかなかの材が挽けたので、木工で学校に残る品を作成する材料にしてもらいます。

 製材は木造建築の吉野先生にお願いし、それを木工の久津輪先生がサポートしながら進めました。

 

 

板目と正目では木部面の表情が違いますが、正目ではきれいな虎斑(とらふ)が出ています。

 心材でない部分までマンネンタケの菌帯が発生して、それがさも心材のように見えています。

 

 

 さて、森林文化アカデミーではこれまで広葉樹について、県内の広葉樹業者を中心に調達していおり、小径木広葉樹やグリーンウッドワーク用広葉樹以外を、学校で調達するのは初めての試みです。今後は木工の先生方の指導で、どのような作品に化けてくるのか楽しみです。

 

 

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。