令和元年度第6回施業プランナー育成研修を開催しました
日時:令和元年8月27日、10:00~16:00
場所:森林文化アカデミー テクニカルセンターA棟
(1)森林経営計画について
講師:林政部森林整備課 山田 真一 森林経営係長
プランナーの大きな役割の一つである森林経営計画についてご講義いただきました。森林経営計画はそもそも何を目的としてスタートした制度なのか。森林経営計画には属地計画と属人計画の2種類があること。経営計画の作成の手順、経営計画に記載する項目等、森林経営計画の作成に係る内容を網羅的にお話いただきました。
また、森林経営計画の作成促進や、森林境界の明確化にかかる費用に森林整備地域活動支援交付金の助成が受けられる等の説明をいただきました。
(2)生産性の把握とコストについて
講師:森林文化アカデミー 杉本 和也
プランナーとしての大きな役割の2つ目となるコスト計算、生産性についてのご講義をいただきました。
経営を考えるうえで必要不可欠な損益分岐点について教えていただき、経費は固定費と変動費に分けられ、売上に関係なくコンスタントに経費の発生する固定費の割合が変動費に比べて大きい固定費型経営と、その逆で変動費が固定費に比べて割合が大きい変動費型経営の2つの種類があること。それぞれでメリット・デメリットが異なるため、自身の組織形態がどちらに属するのか分析する必要があるという解説をいただきました。
また、損益分岐点の話を踏まえたうえで、生産性やコストの話をいただきました。個人の生産性から作業システム全体の生産性の求め方を教えていただいたうえで、生産コストを研修生に算出してもらう演習をしていただきました。