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2019年05月27日(月)

中国江西省林業訪問団がアカデミーを視察

 5月24日(金)、中国江西省から、林業局長をトップに、江西農業大学、江西省環境工程職業学院を含む計6名の訪問団が、当アカデミーを視察されました。
 この訪問団は、岐阜県と林業分野での交流を図るため、5月23日(木)~25日(土)の行程で岐阜県を訪問しているところでした。
 岐阜県と中国江西省が友好提携を行ってから、今年で31年目を迎えます。同省とは、観光、花き、林業、環境などの分野をはじめ、相互に魅力を紹介しあう取り組みや、青少年の交流など、多岐にわたる交流を行っています。
 当日は抜けるような青空に恵まれ、アカデミーを取り囲む自然の息吹も、訪問団の皆さんを心地よくお迎えしてくれました。
 まずは当校の概要を、スライドを用いて説明すると、全般にわたり興味を示され、多くの質問がありました。特に、木育や森林環境教育については、熱心にお尋ねいただきました。

 次に、アカデミーの主な施設をご覧いただきました。

 学生ホールの樹木標本のコーナーでは大変な興味を示し、日本の樹種や、標本の作成方法などについて質問がありました。

 次はウッドラボに移動し、教員や学生の作品をご覧いただきました。ここで、昨年度、学術交流で江西省を訪問した経験を持つ松井勅尚教授が合流し、学生と一緒に制作した木のおもちゃをプレゼントするサプライズもありました。偶然にも訪問団のお1人は、松井教授が訪中した際にお会いした懐かしい方だったそうです。

 その後、次の施設へ向かう途中、大音量でチェンソーの実技訓練に没頭していたエンジニア科の男女4名に、訪問団の皆さんが興味深々! 思わず立ち止まり、目を輝かせて、伐採作業のことやチェンソーのことを熱心に尋ねられました。さすが林業関係者に国境はありません。そして、全員で記念撮影をパチリ!

 

 また、移動の途中には、アカマツの前で立ち止まり、現在江西省で深刻な課題になっている松枯れについて、日本の状況や対策などについて熱心にお尋ねいただきました。中国江西省の森林は、ここ美濃市とは異なると思いますが、林業関係者の心意気はどこでも同じだと感じました。

 最後はアカデミー正面で記念撮影!
 これまでの30年間の友好関係を礎に、今後も相互の交流を益々深めていければと思います。