中国大学生友好交流訪日団来校
「日中植林・植樹国際連帯事業」の一環で中国江西省の4大学の学生など約50名が森林文化アカデミーを訪問し、植樹と環境学習として木育体験、森林環境教育体験されましたのでJIRIが報告します。
あいにくの小雨模様でしたが、全員がレインコートを身にまとい、やる気満々で植樹に臨みました。
最初にJIRIから歓迎のあいさつと、なぜイチイの木を植えるのかの説明。
イチイは岐阜県の「県木」であり、天皇陛下御即位の折には岐阜県高山市一之宮町で産出される笏が利用されますが、これはイチイでできていること。それほどの高貴な樹木であること。
また、イチイの寿命は長く千年以上であることから、中国の皆さんと私たちとの友好も長く続くことを願うことなどをお話ししました。
植樹に利用しているイチイは、岐阜県中津川市にある東濃桧採種園で育てられたイチイです。
現場土壌と腐葉土をしっかり混ぜて、植え込みます。
台風など風の影響で倒れたりしないようしっかり植え込むのに悪戦苦闘する女子大生もいました。
今回は江西省財経大学、南昌航空大学、江西中医薬大学、江西師範大学の3・4年生です。各大学ごとに記念植樹を前に記念撮影。
次に、テクニカルセンターに移動して「木育体験」です。
ここでは森林文化アカデミー在校生の陳平芸(通称、ピンちゃん)さんが北京語で解説。やっぱり通訳さんを介するより理解度が高い。
松井教授と陳さんの指導で「木育」という環境学習に初めてふれる中国の大学生の皆さん。
次は、森の情報センターに移動して、ナバ准教授と在校生の立山凪さんによる「森林環境教育体験」です。
最初にナバさんが参加者の緊張をほぐすアイスブレイクを実施。
次は立山さんが、学生たちを相手にOJT的な森林環境教育実践です。
立山さんは本人の素質もありますが、普段子どもたちをうまく誘導するように、大学生も上手に誘導し、中国江西省の皆さんに楽しく、意味ある時間を過ごしてもらいました。
さて、岐阜県は中国江西省と姉妹都市提携を結んでおり、これまで多くの研修生を引き受けたり、中国への植林活動をしてきましたが、今後はこうした若い人たち中心の交流が一層深まることを期待します。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。