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2019年11月06日(水)

ロッテンブルク大学との連携覚書の延長協定を締結(その1)

ドイツのロッテンブルク大学(HFR)とアカデミーは、2014年に教育連携に関する覚書を締結していますが、11月に5年間の期限を迎えるにあたり、今回、更に5年間の延長協定を締結しました。

 

〇10月21日に、アカデミーの涌井学長、長沼副学長、舟橋教務課長と、県庁からは荻巣林政部長が ロッテンブルク大学を訪問し、カイザー学長、ハイン教授、デデリッヒ教授、ルーゲー教授と面会しました。また、バーデン・ヴュルテンベルク(BW)州事務次官のプハン氏も特別に駆けつけ、BW州と岐阜県、および両校の連携を心より歓迎しました。

 

終始なごやかな雰囲気の中、まずは記念品の交換。アカデミーからは、県の伝統工芸品である春慶塗のペンケースをプレゼント。

   左から、BW州プハン氏、HFRカイザー学長、アカデミー涌井学長

 

続いて、両校学長による覚書への署名・交換

 

涌井学長は、5年前に古田県知事と一緒にロッテンブルク大学を訪問したことを懐かしむとともに、この5か年に両校の教員や学生による交流が頻繁に行われたこと、岐阜県森林技術開発・普及コンソーシアム会員企業による日独ビジネスマッチングが進められていることなど、両校の連携に対し感謝を伝え、加えて2020年春にオープン予定の森林環境教育の総合施設である森林総合教育センター(morinos)の開所式に、カイザー学長やBW州政府関係者を招待したいと発言されました。

 

カイザー学長は、両校の関係は単なるパートナーではなく、すでに友人同士である。今後は具体的なプロジェクトに取り組んでいきたいと話されました。

 

プハン事務次官からは、BW州と岐阜県、そしてロッテンブルク大学とアカデミーとの良好な関係について謝辞が述べられました。

 

〇翌10月22日は、BW州農村・消費者保護省を訪問し、あらためて両校の今後の連携プロジェクトについて意見交換を行ったほか、連携に対する岐阜県及びBW州の支援についても熱心に話し合いました。

   BW州農村・消費者保護省にて意見交換

 

左から、アカデミー長沼副学長、BW州プハン事務次官、

 岐阜県荻巣林政部長、BW州レーガー林政部長

 

最後に、プハン事務次官からは、「岐阜県とBW州が、この令和の時代に美しくハーモニックに連携していくことを期待します。」と、日本で行われている即位礼正殿の儀を意識した発言が飛び出し、日本側の私たちも驚きました。

事務局 舟橋