なっ、なんとナバさん、JOLA2019の大賞受賞
この度、第3回JAPAN OUTDOOR LEADERS AWARD 2019 (JOLA 2019)の表彰式があり、なっ、なんと森林文化アカデミーの萩原ナバ裕作准教授が大賞を受賞されました。
JOLAとは何か?
『世界中で情報化・AI化などが進み、日々の変化が激しい現代において、子どもたちには「自ら判断し、選択する力」「生きる力」が必要であり、学力だけでなく「個」の自立が大切となってきています。
子どもたちは、アウトドア活動を通じて、健康で判断力に優れ、優しくて強いしなやかな心が育まれると私たちは信じています。
人間はアウトドアに身を置くことで慈愛に満ちた心を醸成するとともに、変化に富んだ自然に対して様々な適応力をも身に着けることができます。アウトドア活動を通じて得た「人間力」は、さまざまな社会変化を受け入れ適応するチカラになると確信しています。
日本には、四季と共に森林・河川・海・里など様々な豊かな自然環境があり、アウトドア活動を行う上で恵まれた環境になっています。けれど、内閣府「子ども・若者白書(平成26年版)」によると、学校以外の団体などが行う自然体験活動の参加率は低下傾向にあり、学校においても小学校では減少傾向にあります。また最近では、家庭において親世代の体験不足も指摘されています。
豊かな自然環境を子どもたちの学びの場として活かすためには、アウトドア活動がライフスタイルとして定着するような機運醸成と質の高いアウトドアを支えるリーダーが必要であるため、JOLAが創設されたのです。
アウトドアリーダーの知識・技術・人間性を取り上げ社会にアピールすることで、リーダーのさらなる養成と幅広いネットワークの構築につなげ、それにより、日本にアウトドアが根付く取り組みの一助となり、子どもたちが質の高いアウトドア活動を楽しめる環境を日本に広げていきたいと考えられているのです。
子どものころ、ムツゴロウこと畑正憲さんにあこがれ、大学生時代にコバさんことインタープリターのカリスマ小林 毅さんに出会い、その後にオーストラリアやタンザニアでの野生動物番組制作、タスマニアでのエコツアーガイドを経て、2007年から岐阜県立森林文化アカデミーに勤務。
森林文化アカデミーでは学生指導だけでなく、「森のだんごむし」「みのプレーパーク」などの立ち上げなど、地域に根差した活動を展開。
ところで、昨年のJOLA2018の特別賞&優秀賞受賞者は岐阜県多治見市で『自然育児 森のわらべ多治見園』のスーパー園長、智ちゃんこと浅井智子さんが受賞されました。
最後に、受賞者のあいさつでは、師匠であるコバさんについて、感謝を述べられたことが印象的です。
コバさんがナバさんの師匠であったように、今度はナバさんが多くの学生や保護者、子どもたちにとって、コバさん以上の師匠として活躍されることを期待します。
さぁ、4月からまた新しい学期が始まります。
みなさんもナバさんとともに楽しい体験をしに、森林文化アカデミーにお越しくださること期待しています。
以上JIRIこと、川尻秀樹でした。