『人権問題を学ぶ』教職員
「一人ひとりの人権が尊重される社会を目指して」と題して、教職員がLGBTなど人権問題について、講師を招いて勉強会を開催しました。
講師として岐阜県人材啓発センターの竹中さんをお招きし、不特定多数の学生や技術者、一般県民と接する上での注意点、意識の持ち方を学びました。平成30年度の法務省の啓発活動重点目標は「みんなで築こう人権の世紀~ 考えよう(相手の気持ち)未来につなげよう(違いを認め合う心)」となっています。
岐阜県内のアンケート結果では、①障害のある人を理由とした偏見や差別をなくす、②インターネットを悪用した人権侵害をなくす、③女性の人権を守る、④子どもの人権を守る、の順で関心があったようです。
今回は特にLGBT(性的少数者)についての対応を中心に学びました。Lは女性同性愛者、Gは男性同性愛者、Bは両性愛者の性的指向、そしてTは性別越境者です。このLGBTは左利きの人の数や血液型がAB型の人の割合に近く7.6%ほどになる。
差別表現に、おかま、レズ、ホモ、おとこおんな、オネェ、ニューハーフなどがあるらしいのですが、上記の表現はテレビやラジオでもよく耳にする言葉です。
『足を踏まれた者の痛みは、踏まれた者しかわからない』
私たちの社会は、多数派の基準に合わない者に「異常」のレッテルを貼りたがりがちである。
でも、違いを「多様性」と考える柔らかな心があれば、もっと生きやすいものになる。
私たちの考え方には、先入観もある。思い込みもある。日本人は個人よりも家など集団の利益が優先されてきた歴史、世間体がある。伝統的に同質性を重んじる傾向があり、異質なものを排除する心理(差別意識)がある。
人権は知識も大切ですが、日常生活の中で仕事(職務)の中で、自然に相手の身になって考え、行動できることが大切なのです。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。