馬から学ぶ「第4回 子どもワーカー全国交流フォーラム」大盛況でした!
「子ども」に関わる大人たちが分野や現場を超えて交流し成長しあう場を創りたい!そんな思いから始まったフォーラムの第4回目が森林文化アカデミーで開催され、全国から(北は北海道、南は香川から)50名以上の人たちが集まり1泊2日を過ごしました。
今年のテーマは、「馬を通して子どもとのコミュニケーションを考える」
長野県の高遠で馬と暮らしながら、馬耕や馬搬をしている横山晴樹さん&紀子さん夫妻と、馬のビンゴ(ハフリンガーという種類の馬)が今回のゲスト講師。
馬というとすぐに「乗ること」だけが先行しがちですが、今回は馬とのコミュニケーションをじっくりと体感しながら「馬」と「子ども」を置き変え、子どもとのコミュニケーションについて考えてみるいうのがねらいです。
安心させる距離感、段階を追った挨拶の仕方、耳や目の反応をじっくりと観察することなどなど、体験すればするほど子どもとのコミュニケーションで大切にしたいこととの共通点が見えてきました。
中でも、綱を握って馬と一緒に歩く引き馬では、自分の心境が全て見透かされてしまうかのような体験に、参加者も驚きを隠せない様子でした。ちょっとでも気持ちに迷いがあると馬は勝手に行きたいところに行ってしまいます。馬の言いなりになってしまってもだめ。。馬は次から次へとこちらを試してきます。
そして自分がリラックスしていれば馬もリラックスする。。。深呼吸をして、今ココをしっかりと大切にしながらの2日間でした。
もちろんいつものように交流タイムも充実。焚き火の周りで突然始まるジャムセッションや、互いの活動を紹介しあう時間まで、笑顔の絶えない緩やかな時間が過ぎていきます。
お互いの現場の活動の悩みや課題を相談しあったり、今度こんなこと一緒にやろうよ!なんて新たなプロジェクトが生まれそうだったり。。人と人が合うってやっぱり面白い。
ホースセラピー、乗馬だけでなく、コミュニケーションの先生、馬搬、馬耕、森の下草刈り、馬糞の堆肥や燃料への転換など様々な活用の可能性があり、そして人類の長年のパートナーでもある馬は、私たちと森林文化、人と人、そして自分自身をもう一度しっかりとつなぎ直してくれる最高の先生であると改めて感じました。
「アカデミーにいつも馬がいたらいいのになぁ」
参加者の皆さんからもそんなコメントが。そりゃそうですよね。。
近くにいると、自然と私たちの口元が緩んでしまうくらい幸せを運んでくれる馬と過ごしながら、近い将来、今回のようにアカデミーにいつも馬がいて、そこに人が集まって、みんなが幸せになって、いろんなものがつながっていくような空間をつくれたらなぁと感じて妄想が広がる幸せな週末でした。
また来年もみんなと一緒に森のとなりで笑いあえる時間を楽しみにしてますね。
なんちゃって先生 萩原ナバ裕作