第2回(延期分) 岐阜県地域森林監理士養成研修を行いました。
今回の研修は、雨天で延期となっていた「路網・防災」研修の2日目の現地研修です。
【テーマ】
- 地域特性を考慮した路網整備
- 森林が有する保全・減災機能を考慮した森林管理
【講師】
岐阜県森林研究所 専門研究員 臼田 寿生氏
主任研究員 和多田 友宏氏
【時間】9:30~15:30
【場所】郡上市 (八幡・明宝)
6月10日に開催した、1日目では、植生や土壌など細部の情報から読み取る山の特性について講義で学びました。それに対して、今回は、『斜面単位』、『尾根単位』など広域で山を見て、その特性を読み取る実践です。
岐阜県は、複雑で脆弱な地形や地質が混在しており、路網の配置を考える際に、対象となる場所がどのような状況に位置しているのか知ることが大切です。
それを知るためには、地質図・地形図・傾斜区分図などを活用して広域で山の特性を捉えて、さらに現地で確認する、この繰り返しを行うことで山の特性の捉え方が身についてきます。
講師の臼田専門研究員からは、「このように見ていくと全て危険なところと感じてしまうかも知れませんが、危険の所在と特性を充分に把握しておけば、より安全な路網の線形が見えてきます」とアドバイスがありました。