林業・林産業体験実習で製材を体験しました
クリエーター科1年生科目「林業・林産業体験実習」の最終回です。
例年12月に開講していた授業ですが、昨年は製材棟の耐震工事があったため3月に入ってようやく実施できました。
春の「地拵え・植林」、夏の「下刈り」、秋の「間伐・造材・搬出」と続き、今回は冬の「製材」です。
製材する木は、もちろん演習林から自分たちが選び、伐倒、玉切りして、道まで引き下ろしたあのヒノキです。
4班で合計4本の木を切りましたが、玉切りすると他の木と混ざってしまうため、小口にペンキをぬり、チョークかマジックで何番玉か、さらに末口直径のサイズを書いておきましたから、
班毎に仕分けができました。
吉野先生から、用材丸太の見立てや、普及製材品の説明等があったのち、クレーンで丸太を製材機まで吊って運びました。
製材機です。帯鋸で一面づつ製材してゆきます。
丸太が角材や板材になってゆくのを、不思議そうに見ています。
製材した製品は、一旦外に並べます。
節や丸み等の欠点を計測し、基準に合わせて等級付けしてゆきました。
ほとんどは1級でしたが、2級もかなりありました。細い丸太は、もったいないからといって製材しても経済的に割に合わないことが良く分かったみたいです。
最後に製材歩止まりを算出し、製材に適するサイズ(太さ)で伐採し、出荷することが、山側にとっても製材側にとっても有利な取引になることを理解できました。
以上報告は 原島でした。