コラボ授業:(想定)山主さんへ森林評価のご報告!!
林業専攻2年生による「森林評価・収穫調査」の成果発表を行いました。
林業専攻2年目の年度始めの授業として、毎木調査し採材を検討した結果を想定山主さんに報告です。
そして、山主さんに「自分の山の管理を任せるよ」そう思ってもらえるか?に挑戦。
この授業で行ったのは、区域測量、毎木調査、サンプル木の伐倒、採材の検討、採材結果を反映した立木評価、そして伐採事業費を算出して収支計算(写真はありませんが、成果発表の前夜は、夜遅くまで収支結果の算出と格闘・・・汗)。
今回の想定山主さんは、建築専攻の学生11名と教員4名。山主さんには、プランナー役の林業専攻学生が、アカデミー卒業後に現場で活躍できるよう、忌憚のない意見をくださいと依頼。
森林文化アカデミーの良いところは、本当に忌憚のない疑問・質問が、普通にビシバシと飛んでくるところ(笑)
ですが、その質問をアドバイスとして受け止めれば、自分たち(プランナー目線)だけでは見えていなかった、山主さんが知りたいと思っていることが見えてきます。
想定山主さんからの感想は、振り返りが出来るようにアンケート形式でも書いてもらいました。これらを糧に、プランナーとして準備すべき視点、必要なスキルや説明能力など、さらなるブラッシュアップを図ります。
話すのが得意な人も苦手な人も、相手に伝えたい内容や気持ちが伝わるように繰り返し練習。必ず、自分らしい説明、出来るようになります。
他の専攻の学生や先生に、山主さんに成りきってもらうことで実現した今回の授業。
「想定でも、普段は山に入っていない方に向かって説明することで、山主さんが抱くだろう疑問点が聞けてよかった」そんな感想が、帰り至に聞こえてきました。
そして、授業は今後、実際の「伐採・造材・搬出~製材~乾燥~自力建設」へとつながっていきます。
関連する授業すべてを受講することは至難の業ですが、ここまで実践を通して学ぶ機会を提供する学校って、すごいな。と新米教員としては、思うのです。
さっ、どんどん変化していく自分を楽しみましょう(笑)
報告:林業専攻 塩田(しお)
自力建設2023 「ほとりの櫓」のこれまでの記録はこちらのページからご覧いただけます。