大工合宿へ向け、部材積込と図面作成(自力建設2023 ほとりの櫓)
自分たちで設計をし、自分たちの手で部材をつくり施工していく。
実践を通して学ぶ自力建設の山場の一つである大工合宿の前日。
この日までに、墨付けの元となる図面の完成と製本・部材の積込を完了させなければなりません。
先輩方から大変だとの噂を聞いていたのですが、今年も現実のものに。
「部材をつくる」の授業や授業外でエンジニア科と協力して作成した部材を、夕方にトラックに積込みます。
しかし、その時間も図面のチェック&修正で、伏図・軸組図・接合詳細図の作図がピークを向かえており。。。
なんと優しい先輩が、部材の積込作業に申し出てくださり、大変助かりました。本当にありがとうございます!
今年は4mを超える乾燥材が少ないので、4m以上必要な部分は分割した材となるように部材の取り合いの調整を何度も行いました。
また、敷地の既設建物に斜めの壁があるので、必然的に斜めの取り合いが多く、接合詳細図の作図に苦戦しました。
この様に必死に描いた図面でしたが、いざ墨付けをはじめてみると、芯からの寸法が記入されていないので計算しないと線が引けない部分が多々あり、各部材の芯から寸法をとることの重要性を実感しました。
作る過程を理解した上で作図できるようになるための重要な気づきとなりました。
大工合宿の詳細は次回のブログに続きます。お楽しみに!
木造建築専攻1年 中村
自力建設2023 「ほとりの櫓」のこれまでの記録はこちらのページからご覧いただけます。