サーモカメラ「教員の道具箱3」
Instagramで上げている教員の道具箱シリーズ第3弾。
https://www.instagram.com/p/CvyI1Kar-0L/?hl=ja
温熱や省エネが専門の辻がサーモカメラを紹介します。
見えない熱を見える化するサーモカメラです。先日の天井の温度を紹介したブログも下のFLIR C5で撮影したものです。
サーモの画像は2023年7月18日15:30頃の校舎と外の様子。
気温は36.1℃ですが、日が当たったデッキや外壁は50℃を超えています。いかにも暑そうですよね。
一方、みどりは蒸散効果で温度調整をしているので、日が当たっても38℃程度に抑えられています。
日陰では、デッキは30℃くらい、みどりは26℃と涼しいです。
見えない熱が見えるサーモカメラ。面白いです。夏や冬は手放せません。
アカデミー所有のものに加えて、個人的にもいくつか持ってます。大きさも様々です。
便利なサーモカメラですが、サーモ画像の分析は注意が必要です。
特に温度レンジの設定が大切です。レンジによっては、寒そうな青い色でも、 5℃だったり、18℃だったりします。
比較する場合は、最大、最小を同じレンジに設定します。室内では5℃~35℃くらいが見やすいです。(中央の色が20℃)
機種によっては色分布を強調(ヒストグラム平均)する機能がありますので、線形(リニア)で表示します。
ではでは次の「教員の道具箱」もお楽しみに!
教授 辻 充孝