2 木造建築
特色2 体験からはじめる木造建築
木造建築の魅力は、木材の特性が活かされていることはもちろん、適切な動作寸法や間取りで計画され、性能や納まりなど細部に至るまで丁寧にデザインされることで、穏やかな心地よい空間がつくられることにあります。
そのための設計に必要な感覚を養えるように、空間・建築への繋がりを体験するところからはじめます。その上で、建物の構造や、温熱環境、製図や法規など、建築士になるための基本となる知識と技術を身に付けます。
木造建築入門
エンジニア科1年生の「木造建築入門」の授業では、建築概論講義から自力建設の軸模型を実際に作成したりと、建築の基本的な作られ方を理解します。
建築を体験する
クリエーター科の学生と一緒に、建物を実際に建てる自力建設で、つくることの楽しさに触れながら、木造建築を身体で学びます。
設計者兼棟梁はクリエーター科1年生のお兄さん、お姉さん。一緒に大工さんに弟子入りします。
2001年から続いている自力建設はこちらから見れます。
設計者兼棟梁はクリエーター科1年生のお兄さん、お姉さん。一緒に大工さんに弟子入りします。
手工具(ノミやカンナ、手ノコ、玄翁など)や電動工具(丸ノコやインパクトドライバーなど)の安全な使い方を学びます。
設計図面にそってどんどん加工していきます。
同級生、クリエーター科の学生とコミュニケーションをとり、一つの建築を作り上げます。
施工実習で建て方や造作工事を経て、建築が出来上がります。
チーム一丸となって作り上げる自力建設では、社会人として大切な協調性、主体性、コミュニケーション能力を養います。
メンテナンス実習
建築はつくって終わりではありません。
適切にメンテナンスすることで、100年以上も使い続けることができます。
調査・診断を行い、なぜ劣化が進行したのかを分析し、対策を練ります。
改良した設計のもと、材料を加工し、実際の建築に取り付けていきます。
現場で学ぶ建築専門科目
林産業コースは、二級建築と木造建築士の受験資格が得られます。そのため、建築に関わる専門的な授業がいくつかあります。
林産業コースの科目一覧のリンクから専門科目の活動ブログがご覧いただけます。
環境工学の授業では、セルロースファイバーの断熱施工のプロの現場を見せていただいたり、設計製図の授業では実際に図面の作図を行ったりと、座学のほかに実習も多くあり、理論と実践を繰り返しています。