自力建設 はじめての配管埋設工事
暑い日が続くなか、自力建設の作業も進んでいます。
現在は、設備の配管工事を進めています。
今回の自力建設では、予算がないために苦心する部分も多くなっています。
例えば水道工事では、業者さんの指導のもと下水管の据付を自分達で行うことで、コストダウンを図っています。
本来業者さんに任せていれば、私たちが図面を渡して、詳細な部分は業者さんが詰めていったところだと思います。
しかしながら今回は、自分達が作業の一部を行うために、業者さんと一緒になって図面を介して詳細を詰めていきます。
施工に部分的に携わることで、図面上の数字の1つ1つに意図があることを改めて理解させられました。
このような過程で業者さんの意図を理解し、また業者さんに伝わりやすい図面についてのフィードバックも得られます。
図面の書かれる対象と目的は様々だと思います。
アカデミーの良いところは、施主に対してプレゼンテーションするための図面の書き方だけではなく、現場の人たちとのコミュニケーションをとるための図面の書き方に対しても学びの比重が置かれている点だと思います。
このような作業の進め方は業者さんにとってみれば手間が増えるのみで、私たちとしては少しばかり心苦しく感じますが、それでも自力建設に関わり、ご協力頂いております。
関係者の理解と協力に感謝致します。
クリエーター科 木造建築専攻1年 坂田真