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2023年05月02日(火)

コラボ授業:(想定)山主さんへ森林評価のご報告!!

林業専攻2年生による「森林評価・収穫調査」の成果発表を行いました。

林業専攻2年目の年度始めの授業として、毎木調査し採材を検討した結果を想定山主さんに報告です。

そして、山主さんに「自分の山の管理を任せるよ」そう思ってもらえるか?に挑戦。

想定山主に山の現状を報告するプランナー役の林業専攻学生

この授業で行ったのは、区域測量、毎木調査、サンプル木の伐倒、採材の検討、採材結果を反映した立木評価、そして伐採事業費を算出して収支計算(写真はありませんが、成果発表の前夜は、夜遅くまで収支結果の算出と格闘・・・汗)。

森林を評価するため、実際に木を伐って採材を検討

伐採した木をどのように採材すれば、A材になるか?B材になるときの注意点は何か?など確認しながらの採材です

毎木調査を実施するプランナー志望の学生

今回の想定山主さんは、建築専攻の学生11名と教員4名。山主さんには、プランナー役の林業専攻学生が、アカデミー卒業後に現場で活躍できるよう、忌憚のない意見をくださいと依頼。

森林文化アカデミーの良いところは、本当に忌憚のない疑問・質問が、普通にビシバシと飛んでくるところ(笑)

想定山主からどんどん来る素朴な疑問・質問に、これまでの勉強の成果をフル動員して応えていきます。

ですが、その質問をアドバイスとして受け止めれば、自分たち(プランナー目線)だけでは見えていなかった、山主さんが知りたいと思っていることが見えてきます。

想定山主さんからの感想は、振り返りが出来るようにアンケート形式でも書いてもらいました。これらを糧に、プランナーとして準備すべき視点、必要なスキルや説明能力など、さらなるブラッシュアップを図ります。

話すのが得意な人も苦手な人も、相手に伝えたい内容や気持ちが伝わるように繰り返し練習。必ず、自分らしい説明、出来るようになります。

想定山主さんから頂いたアンケート結果

他の専攻の学生や先生に、山主さんに成りきってもらうことで実現した今回の授業。

「想定でも、普段は山に入っていない方に向かって説明することで、山主さんが抱くだろう疑問点が聞けてよかった」そんな感想が、帰り至に聞こえてきました。

そして、授業は今後、実際の「伐採・造材・搬出~製材~乾燥~自力建設」へとつながっていきます。

関連する授業すべてを受講することは至難の業ですが、ここまで実践を通して学ぶ機会を提供する学校って、すごいな。と新米教員としては、思うのです。

想定山主さんらを先導し、森の案内へ向かう林業専攻の学生たち

さっ、どんどん変化していく自分を楽しみましょう(笑)

 

報告:林業専攻 塩田(しお)

自力建設2023 「ほとりの櫓」のこれまでの記録はこちらのページからご覧いただけます。